本×旅×

旅×海×本 

「旅」と「海」を中心に時々「本」、その他人生についてたまーに書きます

『素敵な日本人』

どうもteriyakiです。今回の記事は、天才という称号が今一番似合う男だと勝手に僕が思っている、東野圭吾さんのこれ

 

 

素敵な日本人 東野圭吾短編集

素敵な日本人 東野圭吾短編集

 

 

内容紹介

まずは引用

たとえば、毎日寝る前に一編。ゆっくり、読んでください。豊饒で多彩な短編ミステリーが、日常の倦怠をほぐします。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。読書の愉楽を、存分にどうぞ。

引用元:素敵な日本人 東野圭吾短編集 | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

 

勝手におおまかな内容紹介(ネタバレなし)

 もはや日本を代表する推理作家の東野圭吾さんの短編作品集。

「正月の決意」

「十年目のバレンタインデー」

「今夜は一人で雛祭り」

「君の瞳に乾杯」

「レンタルベビー」

「壊れた時計」

サファイアの奇跡」

「クリスマスミステリ」

「水晶の数珠」

の九つの短編が集録されています。それぞれの短編集につながりはなく、どれも一話完結のミステリ。

 

勝手に各話の紹介(ネタバレなし)

「正月の決意」

正月の朝、初詣に向かう夫婦が神社で倒れている人を発見して…最後に明かされる事実も、話の内容をぐっと深めてくれます。

 

「十年目のバレンタインデー」

バレンタインに再会した元カップル。一人は有名な作家。もう一人は聡明な美女。二人の会話を中心に話が進む。見え隠れする男性の下心。女性の真意はどこに。

 

「今夜は一人で雛祭り」

娘が結婚。妻を失った父親がその時思うこととは。そして、一人で雛祭りとは、どういう意味か。心温まる家族のお話。

 

「君の瞳に乾杯」

休日を競馬場で費やす男が合コンで共通の趣味をもつ素敵な女性と出会ったら。先を想像しながら読むと、最後にぐっと裏切られます。

 

「レンタルベビー」

近未来的なお話。子育てを経験するために、本物そっくりのロボットのベビーをレンタルする。種明かしがされているようでされていない。そんな結末が待っています。

 

「壊れた時計」

危険な仕事に手を染める主人公がおかしてしまった、殺人。その時におかした時計にまつわるミス。時計がとまる。いつとまる。

 

サファイアの奇跡」

神社で少女が出会った猫。 世にも珍しい猫。 神社でお願いごとをした少女。それがどんな風に結末につながっていくか。猫にまつわる不思議なエピソード。

 

「クリスマスミステリ」

少しずつ知名度をあげてきた俳優は、その関係を隠そうと大御所女優を殺そうとするも…

 

「水晶の数珠」

ある一家の父と息子の関係と、水晶の数珠にまつわる言い伝え。この二つがリンクする時、息子は父の真意を知ることになる。

 

感想

「天才」それしか思いつきません。

 東野圭吾さんのすごいところは最後のネタ明かしだと個人的には思っています。彼は本当の天才で、思考回路が普通とは違うんじゃないかといつも話のネタ明かしの際に思うんです。理系が練り練ったストーリーになぜか暖かさがこもる。そんな結末がいつも大好きで、読んだあとの満足感が半端ないんです。

 そんな作家が短編で、どうその持ち味(勝手に自分が思っているだけ)を発揮してくるのか、気になってよみましたが。やはり彼は天才でした。一遍、一遍の読後感がすごくいい。結末に明かされる意外な事実。覆されないけど、覆される、読んでる間の予想や感想。それをどう短編でやるのかもこの短編集を楽しむ醍醐味の一つかもしれません。

 

おすすめの作品

「正月の決意」でいきなりやられます。よくある内容かもしれないけど、最初に語られる書き初めの話が結末の伏線になっている。一言で言えば、「希望」につながります。

 

「今夜は一人で雛祭り」はすごく心が温まるというか。母親と娘の絆、それに気づかされる父親の視点。父と娘の関係。それを雛人形で語れるのは本当にすごい。

 

「君の瞳に乾杯」は結末にやられるお話。タイトルを深読みしないほうがいいです。素直に読みましょう。

 

おすすめする○○

おすすめする人

東野圭吾が好きな人

東野圭吾読んだことないけど、どんな内容なのって人

長編作品に飽きた人

警察小説に飽きた人

純文学も推理小説も好きな人

 

おすすめのシチュエーション

カフェでのんびりと

寝る前に一話ずつ

仕事の昼休みに一話

 

旅×

飛行機の中で、まわりが静かになってきた時に、コーヒーをもらい、読書灯をつけてゆっくり読んでみるのがベスト

 

まとめ

東野圭吾さんは本当に天才です。もはや理系には勝ち目はありません。理系でこれだけの推理小説を書きながら、文系の人間までおっと言わせてしまう。。

文系が理系人間をおっと言わせるためには、何が必要か。そんな作家はあらわれるのか。

 

どうぞ、みなさん。読んでみてください。素敵な日本人が素敵な時間を過ごすための本です。